国語の文章問題は難しいですよね。
そもそも文字をたくさん読むということに関して、みんな慣れていないからです。
そのため、いきなり文章を読み進めていっても内容が頭に入って来ず、何度も読み直すなんて経験もあると思います。
そんなみんな苦手な文章問題ですが、正答率を上げる1つの方法が『問題文と選択肢をしっかり読む』です。
実は、私たちは文章を読んでいるようで実はちゃんと読めていないんです。
読みながら、無意識にこういうことだろうと頭で内容を変換して読み進めちゃうんですよね。
よくあるのが、「正しくないものを選びなさい」「適当でないものを選びなさい」といった問題ですね。
間違えた時に「なんで?!」ってなって解説読んだら、正しくないもの・適当でないものを選ぶ問題だった・・・なんて経験あるでしょう。
こういった脳内変換が勝手やられちゃうので、文章はしっかり読む必要があります。
ですが、全ての文字をしっかり読むのは集中力が続きませんし、体力もかなり必要になります。
普段から本を読みまくる人でない限り、かなり難しいやり方です。
そういう方にオススメなのが、問題文と選択肢をしっかり読むなんです。
問題文と選択肢のみであれば、しっかり読む量は大きく減りますし、集中力も持つでしょう。
また、しっかり読むというのは、問題は何について聞いているのか1点にポイントを絞り意図を理解することを指します。
例えば、小説の問題であれば下のような感じです。
例題:「彼は大きなため息をついた」とあるが、なぜ大きなため息をついたと考えられるか。ア〜エから正しい選択肢を選びなさい。
→ここで聞かれているのは「ため息をついた理由」です。なので、正しい選択肢には理由が書かれていると予想できます。
そして、「ため息をつく」という動作を表す言葉の意味についても理解しているか問われています。
大きなため息をつくという動作から想像できることは、何か落ち込むようなことや辛いことがあった時にしますよね。
つまり、心情的にはマイナス(ネガティブ)な動作です。
なので、選択肢を選ぶときは、理由部分が心情的にマイナスなことが書いてあるものが答えになると想像できるんですね。
ここまで理解してから、本文を読むとスムーズに文章が頭に入ってくるし、どんな情報を探せば良いか理解しているので、早く正確に答えを導けます。
いきなりこのレベルに到達するのは難しいかもしれませんが、何度も何度も実践すると文章問題の解くスピードが格段に上がっていきます。
他の人は一生懸命本文を読んでいますから、当たり前ですよね。
まずは短い文章問題からでも良いので、解きながら実践してみてください。
練習すれば必ずモノにできます。
やってみても上手くいかない・理解できない部分がある方はご連絡ください。
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